私のヒストリー「教員生活と子育て」

 人生はたった一度と言われますが、その人の歩んだ人生は唯一のもの。
その貴重な体験を「私のヒストリー」(ライフヒストリー)と題してご紹介します。

平良とみさん 93歳 小規模いっしん利用者

tomi

教員生活と子育て

終戦後、教員試験を受験して合格をした。塩屋小学校に根路銘出身の先輩夫婦がおられたので塩屋小学校を希望した。希望どおりに塩屋小学校に配置になりました。

塩屋小学校では三年の担任になった。初めての教員生活で、とまどうことだけであった。一番困ったことは音楽でオルガンにさわったこともないので音楽が苦手であった。音楽は単音でオルガンを弾いて授業をおこないました。単音でも生徒はついていき楽しい音楽活動が出来ました。音楽の素養がないので、いつまでたっても単音だけの音楽でしたが、生徒は喜んで音楽活動をしてくれました。

又、自分の子供が病気になった時は父母に預けて学校に行くのが大変辛かった。子供の泣くのを聞きながら、それでも学校に行った。一日中子供の泣いていた声が耳につき大変悲しい思いをしまいた。

それから、運動会の時は村四校の小学校が同じ日にくまれていたので、運動会に行くことができなかったので叔母さん達にお願いしてお弁当を持っていってもらいました。楽しい運動会のひとときも子供達のことを思い寂しかった。叔母さん達が一生懸命子供達の世話をしてくれたので助かりました。子供達は寂しい思いもせず元気よく運動会を楽しんだ様でした。子育てをしながらの教員生活は大変でしたが周りの協力があり教員生活を続けることが出来ました。

前のページへ戻る

 

 

当サイトはSSL暗号化通信により安全に保護されています。

QRコード